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山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

源義経黄金伝説■第53回平泉での源義経自刀の知らせは、京都の後白河法皇のもとに。法皇はこれからの策を藤原(九条)兼実と話し合う。

YG源義経黄金伝説■一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと
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源義経黄金伝説■第53回平泉での源義経自刀の知らせは、京都の後白河法皇のもとに。法皇はこれからの策を藤原(九条)兼実と話し合う。
 

源義経黄金伝説■第53回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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■ 1189年(文治五年)   

 平泉ちかく北上川の川縁にいる西行が、小船を用意している吉次の方に向って言った。

「さて、吉次殿。義経殿の逃げ先、よろしくお願いいたします」

「わかりました。すべておまかせを。して静殿は、いかがいたします」

「吉次殿、この手配りは、静殿には話していない。供を付けて京都に帰って

いただくか」

「わたしもそのほうがよいと考えます……」

吉次も首肯した。静は気を失って倒れている、

遠くやけくすぶる高殿、義経屋敷跡の煙が巻きあがっている…。

 二日後、北上川の船上に、ゆったりとすわっている義経がいた。

 吉次が姿を見せる。気付いた義経が話しかける。

「のう、吉次殿、十五年前もお主の船で、だったな」

「さようでございますなあ。なつかしい限りでござます」

 吉次は、遠くを見透かすような目をする。

「あの折りは、ものもわからぬまま、お主に連れられ、摂津大浦(尼崎)から

多賀城まで一航海じゃった。が、あの頃の俺は、意気に燃えておった」

「何をおっしゃいます、義経様。これから、まだまだでございます。これから

の行き先、蝦夷には、新天地が待っていましょうぞ」

義経にとって平泉は新世界であったが、まだ、その先の新世界へ行こうという

のだ。

「吉次殿、お前もあの頃に比べると、偉くおなりだな」

「あの仕事で、私に運が開けました。お陰様であの縁で、藤原秀衡様にかわい

がっていただき、このような身代が築けました」

「ああ、そうか、すべては西行法師殿のお陰だなあ」

「さようです。西行様のお陰でございます」

「残念ながら、私は西行殿の役には立てなんだ」

 義経はすこし寂しそうな顔をした。

西行様の思いとは…」

「あの平泉を、第二の京都、陰都とするとする事だ。そして崇徳上皇をお祭

りする事だ。平泉王国を、北のそなえとして仏教王国として、平和郷を作るこ

とだった。その将軍が私だ。また、主上を、平泉お招きするという案だ。この

企みは、後白河法皇も気に入っておられたのだ」

「仏教の平和郷ですか。もう、それもこの日本にはございますまい。すべては

鎌倉殿の思いのままになりましょう」

藤原泰衡殿が、兄上頼朝殿と何とかうまくやってくれればよいが」

「それは、やはり、むつかしゅうございましょう」

吉次は冷たく突き放した。

北上川の水面も寒々と、月光をあびて澄み渡っている。

「なに、義経、自刀したとな」

京都の後白河法皇がうめいた。

「今、多賀城国府より知らせが入りました」

藤原(九条)兼実が答えた。

「しかたがないのう。後は頼朝が動き注意せねばなあ。ところで、義経が家

来、皆、討ち死にいたしたか」

後白河が、兼実に不安げに尋ねた。

 後白河の顔色を見て、藤原兼実が意地悪く尋ねる。

「院がお気になさっているのは、弁慶の事でございましょう」

兼実は、うれしげに返事を待っていた

「そうだ、あやつは朕が手先。が、途中で義経に寝返ってしまいよった。せ

っかく熊野の山で見つけた、朕がための闇法師だったのだが」

「さようでございましたな。院が熊野へ参拝なさったのも、もう三十回になり

ましょうかや」

「そうなのだ。弁慶は十度目の熊野参拝の折り、朕が、眼につけたのだ」

後白河はそのおりを思い返すように言った。

 この時期、蟻の熊野詣といわれるくらいに、熊野詣は流行っていた。我も我

もと、皇族や貴族が和歌山の熊野に詣でるのである。京都から淀川をくだり、

渡辺津から泉州をぬけて…

熊野は旧き日本の時から、1つの王国勢力であり無視できぬ。それゆえ、特別

の配慮が行われている。熊野三社は伊勢神宮と同格とされている。大和朝廷統一以前の勢力がいまでも残滓として残っている。山伏もこの地域を勢力範囲とした。

当時の海の交通には熊野の海商が、海の侍が大きな役割を果たしている。

熊野三社の供御人(くごにんー神社に属する人間)が、遠く奥州まで船を運ん

でにぎわっている。

熊野、伊勢の回船や船人をいかに把握するかが、この時期の日本の支配者には

是非とも必要であった、山伏もまた、この時期の日本にひとつの勢力である、

が、源頼朝大江広元は、日本全国に守護地頭という制度をつくり、板東のご家人を送り込む事により統一しょうとした。

 十度目かの後白河法皇の熊野巡幸。その折りに山法師が後白河法皇の宿所に

願を願っていた。

「殿下、弁慶とか申す山法師、ぜひともお目にかかりたいと申しております」

「どんな奴じゃ」

「いや、それは化け物のような…」

「化け物のようじゃと、おもしろい」

「朕が会ってみようかのう」

「お止めください。危のうございます」

その返事の前に、向こうで騒ぎが興り、何かが法皇の前に飛び出して来

ていた。雑色を振り切り、弁慶が雑色たちの人垣を跳躍して来たのである。恐

るべき膂力であった。

「私が、その化け物の弁慶でございます」

 悪びれずに、その大男は言う。後白河は思わずたじろいでいたが、

「くはは、お主が弁慶か。ふふふ、おもしろい奴よのう」

 が、一瞬、後白河は、弁慶の顔に何かを見たようだった。

「いかがなされました、法皇様」

「いや、何でもないのじゃ。汗が目に入ってのう」後白河は顔をつるりとなで

た。

「それでは、私の考え、お聞きください」

 護衛の武士が追いついて来た。

「恐れ多いぞ、何者ぞ。主上の前なるぞ。いかがいたした」

「よいよい、しゃべらせてやれ」

「よろしゅうございますか。法皇様、この世の中は、断じて間違ごうてござい

ます」

「何をぬかす」

「よいよい、しゃべらせてやれ」」

「平家がごとき世の中を支配するとは、必ず法皇様、天を御所に取り戻してく

ださいませ。これらは我らが願いにございます」

「我らじゃと、我らとは誰じゃ」

「我々、山法師でございます」

「ほほう、気にいったぞ。ふふふ、お主の心根、面構え、名は何と申す」

「はっ、武蔵坊弁慶と申します」

「弁慶とやら、朕の闇法師を申し付けるぞ」

 ちらりと後白河は笑ったように見えた。が、弁慶は

「ありがたき幸せ」

 と深々と頭を下げているので、その表情が見えない。

「して、お主の母、ご鶴女殿は息災か」

法皇さま、わたしの母親の名前をなぜご存じですか…」

「うむ、昔あったことがな、あるのだ」

(続く)

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夢王たちの宴■第16回ジェイは目ざめ、移動都市ゴルゴダシティを探して歩き始めた。その頭に『アイラを助けろ』の言葉が浮かぶ。そのジェイの前に若者三人が立ちふさがる。

YK夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高の夢王は、だれなのか? なぜ、この夢世界はできたのか?ドリームドラッグ・ウオーとは?
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夢王たちの宴■第16回ジェイは目ざめ、移動都市ゴルゴダシティを探して歩き始めた。その頭に『アイラを助けろ』の言葉が浮かぶ。そのジェイの前に若者三人が立ちふさがる。
 

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第16回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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■第16回■

ジェイが目ざめた時、彼の体は、荒野のただ中に横たわっている。

 彼はゆっくり立ち上り、彼がタワーシップに乗っていたかどうか

の証左はないかどうかあたりを見渡してみた。

しかし、タワーシップが存在したと、証明できるようなものは何も存在していない。

ジェイは、移動都市ゴルゴダシティの位置を探して歩き始めた。ゴルゴダシティのことは

頭にインプットされていた。

『アイラを助けろ』

そのフレーズが、急に、ジェイの頭の中に浮んでくる。

 アイラだと………闘いた事がない。

何なのだ。

それに今、ゴルゴダシティの意味ははっきりと認識されてはいない。

ない。

しかし、ジェイ・ポラードの自分自身の心が、わからぬまま、そこへ行けと告げているのだった。

 小一時間歩くと、ある種の都市の構造物が見えてくる。黄金に輝くピラミッドが印象的だった。

 ゴルゴダシティ。のようだ。

ドラッグ大戦役の前、ここは大都市だったらしい。ドラッグ大戦役の後、数百年、

ゴルゴダシティに住む人知は色々な超能力を有する異人種の移動都市へと変貌していた。

 ジェイは市域らしきところへ入っていた。

このエリアは、かっては多くの人々が行き来していたであろう繁華街のあとらしい。

大戦役の後、爛熟した花と樹木が町並みを被っていた。

植物もまた、大戦役の影勧下、変化している。

植物相が変ったのだ。

植物で被われた街を、ジェイはひとり行く。

「そこを行く、にいさんよ、待ちなよ」

 ジェイを呼ぴとめる声がした。

木の影から、まっ赤な顔をした若者三人組が、飛び出して来た。

「おまえは、ドラッグを採しているのかい」

「それとも、、ビブラフォーンの流れプレイヤーかい」

 歩いているジェイの前に、廻り込んで、くさい息をかける。

ジェイは無言だ。

「おい、返事をしろ。お高くとまるのじゃないぜ」別の若者がいう。

「やっちまえよ、ハーン、こんなところを歩いているやつら、どう

せたいしたやつじゃないぜ」

「ハーンよ、こいつにお前の能力をみせてやれよ」

別の若者が、最初の赤ら顔の若者ハーンをけしかける。

ジェイは立ちどまり、若者たちの方を向く。

若者達も足を止める。

「やめてくれないかね。今、俺は混乱しているんだ」

「おいおい、こいつは、自分自身が誰だかわからないって顔をしてるぜ」

若者達はいやらしい笑い声をあげた。

「ハーン、やれよ、お前の手で、こやつの目をさまさせてやれ」

仲間が、赤ら顔のハーンをけしかける。

ハーンは、ジェイの方に近づいてくる。

「俺に近づくなというのがわからんのか」

ジェイは語気つよく言う。

「俺の力を見てから、えらそうに言え」

ハーンは、手を左右に動かす。

地面が揺いでいた。ジェイの目の前の風景が設えていた。

が、ハーンの仲間は何も感じていないようにニヤニヤ笑っている。

そいつらの靴は地面から3mくらい浮いていた。

こやつらは念動力を持っているのか。

そうジェイは思った。

(続く)

1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?

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夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第15回

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「マリクさま」

マリクが、ビブラフォーンプレイヤー狩りを命令していた道化師の一人が来ていた。

「どうしたアリソン」

 アリソンは、マリクの手下である。

「リソーナ地区を見ていた道化師から、連絡があったのです。巨大な

船が実体化しようとして、失敗したようです」

「あたりには人はいなかったのか」

「どうやら、その道化師だけだったようです」

「それで」

「その実体化しようとした空間に、一人の男が倒れていたそうです」

「で。その男はいかがした」

「ご心配なさらないで下さい。ちゃんと、追跡者をつけました」

「そうか、そいつもビブラフォーン・プレイヤーにさせようか」

「しかしながら、一つ、気になることがあります」

「何だ」

「そやつの手が、輝いていていたそうです」

「それは、右手か、、あるいは、左手なのか」

「左手だったようです」

「左手、、神の左手だ!」

 おもわず、マリクは叫んでいた。

「えっ、何ですって」 アリソンは問いかえす。

「いや、いや、おまえは気にする必要はない。よいか、その男は絶対、私の前に連れ

てこい。わかったおるな」

「はい、わかりました」

「伝説のジェイ・ポラードか、、、、神の左手か」

道化師、マリクは、独りごちた。

(続く)

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夢王たちの宴■第14回■この世界の、生物楽器のビブラフォーンの出現が 伝脱だ。ビブラフォーンは曲を演奏を聴く観客にドラッグ状態の空間を与え、興奮の中観客がそのまま息絶える。

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夢王たちの宴■第14回■この世界の、生物楽器のビブラフォーンの出現が 伝脱だ。ビブラフォーンは曲を演奏を聴く観客にドラッグ状態の空間を与え、興奮の中観客がそのまま息絶える。
 

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第14回■

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■第14回■

 この楽器の1つのビブラフォーン自身が、自ら複製をこしらえたのだ。

ビブラフォーンは、いわば、生きている楽器なのだ。

 ビブラフォーンの安置場所では、次の朝、そこを開けると、ビブ

ラフォーンが二つになっているという具合だったのだ。

そして、この異世界では、ビブラフォーンに満ちたのだ。

 この生きている楽器、ビブラフォーン自体の出現が、

伝脱となっていた。

ある日、といっても、かなり昔の事らしいが、ある作曲家が、自

分の曲がうまく作曲できないので「大赦界」へ出向いて行き、『教えの壁」

に向かい、悩みをうちあけたのだ。

『教えの壁』は、その作曲家に、次の朝早く、この「大赦界」へ来いとい

うお告げを授けた。

次の朝早く、「大赦界」へ来た作曲家は、大暴風雨にあった。あたり

には誰もいなかった。

 稲光りが急にした。

雷が鳴る。近かった。

作曲家は近くの森で雨やどりをしようと走り出したのだが、雷に打だわた。

気絶からさめると、そこにはこの楽器ビブラフォーンがあったのだ。

空は、急に晴れあがっていた。

 楽器ビブラフォーンは、赤いテーブルをひっくりかえした上に、

まん中に巨大な突起物をつけだような形をしていた。

全体はビンク色をしていて、宝石が敢りぱめられていた。

この生物体である楽器には

鉱物までがついているのだ。

 作曲家は、恐る恐るはしの突起にさわって見た。

しれは、えもいわれぬメロディと、空間に、七色の紅を出現させていた。

 さらに、そいつは、温かい。

無機物ではなく、有機体だった。

つまり、ビブラフォーンは自分の曲への意思を具現化できる「生さている楽器である」と理解した。

 作曲家はこのビブラフォーンを使って次々と名曲を生んでいった

最後には、彼の死体が、逆にビブラフォーンに操られていた。

彼の死は突然訪れたらしい。

ビブラフォーンをあやつり始めたら、つまり一つの曲を演奏し始

めたら、最後まで弾き続けなければならない。途中でやめることは

不可能なのだ。

 もしブレイヤーが、そこまでで体力がなくなれば、そのブレイヤ

ーは死んでしまい、彼の体は逆にビブラフォーンに操られるのだ。

 ビブラフォーンの上ですでにこと切おた死体の手や腕や足が勅き

まわるさまは、昆る者に、恐怖を通り越えた興奮を与えずにはおか

なかった。

 それが、危険をかえりみないプレイヤーを続々と生んでいる原因

だった。

 人間は死と隣り合わせが好きなのだ。

 ビブラフォーンは、いったん演奏され始めると、まわりの観客に単なる音だけで

はなく、幻覚、香り、奇妙な昧、手ざわりなどを与える。ドラッグな空間をつくりだす。

人間の五感を刺激し、ビブラフォーンの回りに、一つの巨大な感覚世界

を出現させるのだ。

 観客たちは、その感覚のうねり、曲とプレイヤーの宴に酔いしれるのだった。

 一面、考えてみれば、命を削る非常に危険でもあるビブラフォーンの演奏会は、つねに1年に

一回と決まっていた。

 毎年、数人のプレイヤーがビブラフォーンに同化され死亡していた。

彼らは体と心を、ビブラフォーンに捧げたのだ。

(続く)

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夢王たちの宴■第13回ゴルゴダシティ勢力圏の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、 道化師マリクに問う。「今年の楽器「ビブラフォーン」競技会は?」

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夢王たちの宴■第13回ゴルゴダシティ勢力圏の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、 道化師マリクに問う。「今年の楽器「ビブラフォーン」競技会は?」
 

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大赦界は、ゴルゴタ=シティ勢力圏外周の大渓谷になる。他移動都市の勢力圏の

境界ギリギリの場所だ。

いつから、その壁はあるのだろうか。

ゴルゴダシティが存在する前からその壁は存在する。

その峡谷の壁、すべてが『教えの壁』と呼ばれていた。

ゴルゴタ=シティの民は悩みかあるとそこへ行くのだった。

壁に もたれかけ、あるいは口づけをし、あるいは自分の手をあてて自分

の悩みを聞いてもらうのだった。

「教えの壁」は各々の人々に、答えを与えていた、

壁は、極彩色で色着けされていた。

それをもし上空からながめたならぱ、人の姿を描いたものだとわかるだろう。

それは、顔であり、「ジェイ」に似ていた。

 外の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、

唐突に、道化師マリクに話しかけた。

「マリク、どうだね、今年の「ビブラフォーン」のコンテストの応募ぐ

あいは?」

「よくは、ありません、導師デルガ。何しろ「ビブラフォーン」を

ひきこすためには精神力の強さがあるだけでもだめで、実際の肉体の力強さを

必要としますからな」

「そうだな。プレイヤーとして腕がよくない奴は、逆に「ビブラフォーン」自体にあやつられか

ねないからな」

「その通りです、導師デルガ。ですが、今の「ビフラフォーン」プレイヤーの集まりぐあ

いですと、「ビフラフォーン」コンテストが開けない事もあります」

「良き「ビフラフォーン」フレイヤーはいないのか」

「そうです。あまり多くは集まりませんでした」

デルガは少し考えていた。

「デルガ導師、しかし、「ビフラフォーン」コンテストをしなければ暴動かおこるやも

しれませんぞ。過去二回のプレイイベントは成功とはいえませんで

したからね」

 「そうだな。他のイベントで「自殺志願の超能力者同士の争い」というのは、あまりに

早く勝負がつきすぎたしな」

デルガが言う。

「それに「動物のサイボーグ」対サイコキッカーの試合というのも人気

がでませんでした」

 「そうだな」

 導師デルガは考え込み、やかて手を打った。

「そうだ、マリク、「プレイヤー」狩りをしよう」

「えっつ」

「いいか。ビブラフォーンのブレイヤー狩りをするんだ」

デルガ導師は、自分のアイデアに酔いしれる。冷静なる間合いを読んでマリクは、

調子を会わせた。

「そうですな。デルガ導師、それは、それで、なかなかエキサイテングです

な。ビブラフォーンコンテストの人気かあがるというものてすよ」

 「よし、至急、手のあいているモーター達に命令し、「「ビブラフォーン」プレイヤー」人狩りを姑めろ」

 「わかりました」

 道化帥マリクは、命令を伝えに移動宮殿「フオトン」下のフロアヘ降りてゆく、

「そう、プレイヤー狩りか、ふふん」

 導帥デルガは部屋で一人、満足し興奮していた。

 デルガの前に。宝石をちりはめた「ビブラフォーン」がおかれてい

た。それをいとおしげになでまわす。

これこそ、唯一、正真正銘の「ビブラフォーン」なのだ。

この世に存在する残りのビブラフォーンは、この「ビブラフォーン」のすべて複製なのだ.

(続く)20200411改訂

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第13回

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夢王たちの宴■第12回■デルガ導師は、別の「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者だ。 ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、ピラミッドであり移動都市である。

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夢王たちの宴■第12回■デルガ導師は、別の「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者だ。 ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、ピラミッドであり移動都市である。
 

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■第2章■ゴルゴダシティ 

移動するピラミッドである、ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、

メラリーの街区から、「大赦界」をめざし移勤している。

 ビッビッと、はてな音が、移動宮殿フォトンの底部から流れてきている。

耳のいい人が闘けば、生きている奴隷の「モーターたち」のあえぎ声や、

うめき声がそれに続いている事に気づいただろう。

移動宮殿「フォトン」内の導師の部屋は、「フォトン」のコントロール・ルームと

同義語だった。

デルガ導師は、この「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者である。 

 宗教的な色あいが添加されているのだが、それでもメカニカルな

イメージはそこなわれてはいない。

「デルガ導師、もうすぐ大赦界に入ります」

デルガ導師の側に控える、道化師マリクが、低い声で言う。

 「そうか」

 デルガは、道化師に冷たく答える。

 こやつら、道化師は、あやかしの民だ。

まったく、何を考えているのかわがらん。

こいつらは、私の地位すらねらっているやもしれん。

こやつかは、何にでも。変化できる。思っただけで気持ちが悪い。

 しかし、私の目的にために利用できる限り利用しよう。

そう、導師デルガは恵っだ。

導師デルガは、ゴルゴダシティの住民に、娯楽を与え続けねばならなかった。

導師は、いわばイペントの大プロデューサーでなければならないのだ。

 なぜ、導師デルガが、ゴルゴダシティの住民に娯楽を与え啖けな

けれぱならないか?。

 それは、住民の持つ恐ろしいパワーなのだ。

娯楽を持ってして、導師ゴルゴダシティ内に市民をおさめておかなければ。

彼らは、ゴルゴダシティを、自ら出ていき、外部・巨界で、その持てる能力

超能力を発揮するだろう。ゴルゴダシティ住民は、超能力者の集団なのだ。

住民たちの心エネルギーのポテンシャルは、恐るべきらのであった。

それが、もし外部へ発揮されたならば破壊のエネルギーとならさるを

得ないのだ。

導師デルガは、移動宮殿フオトンに居住する権利を有していた。既得権だ。

その、フォトンは正五面体をしている。外壁はソーラーバッテリ受光器械となっていて、大腸光線をうけてキラキラと光っている。

輝きながら移動できろピラミッド、それがフォトンだ。

しかし、移動宮殿フォトンを動かしているのは人の力なのだ。

移動宮殿フォトンの底部には、何万人というドレイがつながれていた。

神経薬品を常時、注入さわていて、ほとんど人間とはいいがたい、彼らの体から

はっする念動力エネルギーがコントロールされて、宮殿フォトンが動く。

彼らの首すじにば電極が埋めこまおていた。

その電極に埋まられていて、電流が流れる度にうめき声と共に念動力エネルギーが

ほとばしり。その念動力エネルギーをフォトンの中枢部で集める。

ドレイは、一人づつチューブに入れられていて、背中には、レザーメスで、シリアルナンバーが、刻みつけられていた。

 彼らは『モーター』と呼ぱれた。

ゴルゴダシティで犯罪を犯した者は、すべて奴隷「モーター」とされ、移動宮殿トンの

動力となるのだ。

(続く)

キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■

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