yamada-kikaku’s blog(小説ブログ)

山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

夢王たちの宴■第12回■デルガ導師は、別の「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者だ。 ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、ピラミッドであり移動都市である。

YK夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高の夢王は、だれなのか? なぜ、この夢世界はできたのか?ドリームドラッグ・ウオーとは?
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夢王たちの宴■第12回■デルガ導師は、別の「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者だ。 ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、ピラミッドであり移動都市である。
 

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第12回■

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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■第2章■ゴルゴダシティ 

移動するピラミッドである、ゴルゴダシティの宮殿「フォトン」は、

メラリーの街区から、「大赦界」をめざし移勤している。

 ビッビッと、はてな音が、移動宮殿フォトンの底部から流れてきている。

耳のいい人が闘けば、生きている奴隷の「モーターたち」のあえぎ声や、

うめき声がそれに続いている事に気づいただろう。

移動宮殿「フォトン」内の導師の部屋は、「フォトン」のコントロール・ルームと

同義語だった。

デルガ導師は、この「夢世界」のひとつ。コルゴダシティの指導者である。 

 宗教的な色あいが添加されているのだが、それでもメカニカルな

イメージはそこなわれてはいない。

「デルガ導師、もうすぐ大赦界に入ります」

デルガ導師の側に控える、道化師マリクが、低い声で言う。

 「そうか」

 デルガは、道化師に冷たく答える。

 こやつら、道化師は、あやかしの民だ。

まったく、何を考えているのかわがらん。

こいつらは、私の地位すらねらっているやもしれん。

こやつかは、何にでも。変化できる。思っただけで気持ちが悪い。

 しかし、私の目的にために利用できる限り利用しよう。

そう、導師デルガは恵っだ。

導師デルガは、ゴルゴダシティの住民に、娯楽を与え続けねばならなかった。

導師は、いわばイペントの大プロデューサーでなければならないのだ。

 なぜ、導師デルガが、ゴルゴダシティの住民に娯楽を与え啖けな

けれぱならないか?。

 それは、住民の持つ恐ろしいパワーなのだ。

娯楽を持ってして、導師ゴルゴダシティ内に市民をおさめておかなければ。

彼らは、ゴルゴダシティを、自ら出ていき、外部・巨界で、その持てる能力

超能力を発揮するだろう。ゴルゴダシティ住民は、超能力者の集団なのだ。

住民たちの心エネルギーのポテンシャルは、恐るべきらのであった。

それが、もし外部へ発揮されたならば破壊のエネルギーとならさるを

得ないのだ。

導師デルガは、移動宮殿フオトンに居住する権利を有していた。既得権だ。

その、フォトンは正五面体をしている。外壁はソーラーバッテリ受光器械となっていて、大腸光線をうけてキラキラと光っている。

輝きながら移動できろピラミッド、それがフォトンだ。

しかし、移動宮殿フォトンを動かしているのは人の力なのだ。

移動宮殿フォトンの底部には、何万人というドレイがつながれていた。

神経薬品を常時、注入さわていて、ほとんど人間とはいいがたい、彼らの体から

はっする念動力エネルギーがコントロールされて、宮殿フォトンが動く。

彼らの首すじにば電極が埋めこまおていた。

その電極に埋まられていて、電流が流れる度にうめき声と共に念動力エネルギーが

ほとばしり。その念動力エネルギーをフォトンの中枢部で集める。

ドレイは、一人づつチューブに入れられていて、背中には、レザーメスで、シリアルナンバーが、刻みつけられていた。

 彼らは『モーター』と呼ぱれた。

ゴルゴダシティで犯罪を犯した者は、すべて奴隷「モーター」とされ、移動宮殿トンの

動力となるのだ。

(続く)

キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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