yamada-kikaku’s blog(小説ブログ)

山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?

YK夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高の夢王は、だれなのか? なぜ、この夢世界はできたのか?ドリームドラッグ・ウオーとは?
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夢王たちの宴■第15回異世界で生物楽器ビブラフォーンプレイヤー狩りが実行。見張りが報告。 タワーシップが出現し、後に、左手が輝く男が発見。道化師マリクは 一人つぶやく。彼は「神の左手」伝説の男なのか?

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第15回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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「マリクさま」

マリクが、ビブラフォーンプレイヤー狩りを命令していた道化師の一人が来ていた。

「どうしたアリソン」

 アリソンは、マリクの手下である。

「リソーナ地区を見ていた道化師から、連絡があったのです。巨大な

船が実体化しようとして、失敗したようです」

「あたりには人はいなかったのか」

「どうやら、その道化師だけだったようです」

「それで」

「その実体化しようとした空間に、一人の男が倒れていたそうです」

「で。その男はいかがした」

「ご心配なさらないで下さい。ちゃんと、追跡者をつけました」

「そうか、そいつもビブラフォーン・プレイヤーにさせようか」

「しかしながら、一つ、気になることがあります」

「何だ」

「そやつの手が、輝いていていたそうです」

「それは、右手か、、あるいは、左手なのか」

「左手だったようです」

「左手、、神の左手だ!」

 おもわず、マリクは叫んでいた。

「えっ、何ですって」 アリソンは問いかえす。

「いや、いや、おまえは気にする必要はない。よいか、その男は絶対、私の前に連れ

てこい。わかったおるな」

「はい、わかりました」

「伝説のジェイ・ポラードか、、、、神の左手か」

道化師、マリクは、独りごちた。

(続く)

1975年作品 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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