yamada-kikaku’s blog(小説ブログ)

山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

夢王たちの宴■第13回ゴルゴダシティ勢力圏の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、 道化師マリクに問う。「今年の楽器「ビブラフォーン」競技会は?」

YK夢王たちの饗宴--(ドリームドラッグ・ウオーの跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高の夢王は、だれなのか? なぜ、この夢世界はできたのか?ドリームドラッグ・ウオーとは?
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夢王たちの宴■第13回ゴルゴダシティ勢力圏の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、 道化師マリクに問う。「今年の楽器「ビブラフォーン」競技会は?」
 

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第13回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

yamadakikaku2009ーyoutube

大赦界は、ゴルゴタ=シティ勢力圏外周の大渓谷になる。他移動都市の勢力圏の

境界ギリギリの場所だ。

いつから、その壁はあるのだろうか。

ゴルゴダシティが存在する前からその壁は存在する。

その峡谷の壁、すべてが『教えの壁』と呼ばれていた。

ゴルゴタ=シティの民は悩みかあるとそこへ行くのだった。

壁に もたれかけ、あるいは口づけをし、あるいは自分の手をあてて自分

の悩みを聞いてもらうのだった。

「教えの壁」は各々の人々に、答えを与えていた、

壁は、極彩色で色着けされていた。

それをもし上空からながめたならぱ、人の姿を描いたものだとわかるだろう。

それは、顔であり、「ジェイ」に似ていた。

 外の大赦界の『教えの壁』に見とれていた導師デルガは、

唐突に、道化師マリクに話しかけた。

「マリク、どうだね、今年の「ビブラフォーン」のコンテストの応募ぐ

あいは?」

「よくは、ありません、導師デルガ。何しろ「ビブラフォーン」を

ひきこすためには精神力の強さがあるだけでもだめで、実際の肉体の力強さを

必要としますからな」

「そうだな。プレイヤーとして腕がよくない奴は、逆に「ビブラフォーン」自体にあやつられか

ねないからな」

「その通りです、導師デルガ。ですが、今の「ビフラフォーン」プレイヤーの集まりぐあ

いですと、「ビフラフォーン」コンテストが開けない事もあります」

「良き「ビフラフォーン」フレイヤーはいないのか」

「そうです。あまり多くは集まりませんでした」

デルガは少し考えていた。

「デルガ導師、しかし、「ビフラフォーン」コンテストをしなければ暴動かおこるやも

しれませんぞ。過去二回のプレイイベントは成功とはいえませんで

したからね」

 「そうだな。他のイベントで「自殺志願の超能力者同士の争い」というのは、あまりに

早く勝負がつきすぎたしな」

デルガが言う。

「それに「動物のサイボーグ」対サイコキッカーの試合というのも人気

がでませんでした」

 「そうだな」

 導師デルガは考え込み、やかて手を打った。

「そうだ、マリク、「プレイヤー」狩りをしよう」

「えっつ」

「いいか。ビブラフォーンのブレイヤー狩りをするんだ」

デルガ導師は、自分のアイデアに酔いしれる。冷静なる間合いを読んでマリクは、

調子を会わせた。

「そうですな。デルガ導師、それは、それで、なかなかエキサイテングです

な。ビブラフォーンコンテストの人気かあがるというものてすよ」

 「よし、至急、手のあいているモーター達に命令し、「「ビブラフォーン」プレイヤー」人狩りを姑めろ」

 「わかりました」

 道化帥マリクは、命令を伝えに移動宮殿「フオトン」下のフロアヘ降りてゆく、

「そう、プレイヤー狩りか、ふふん」

 導帥デルガは部屋で一人、満足し興奮していた。

 デルガの前に。宝石をちりはめた「ビブラフォーン」がおかれてい

た。それをいとおしげになでまわす。

これこそ、唯一、正真正銘の「ビブラフォーン」なのだ。

この世に存在する残りのビブラフォーンは、この「ビブラフォーン」のすべて複製なのだ.

(続く)20200411改訂

夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第13回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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