yamada-kikaku’s blog(小説ブログ)

山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第1章02

ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」は皆さんの課題原稿をもらって
初めて成立する塾なので、「マンガ家になる塾」講座テクストと課題すべてを
いろんな「マンガ家になる塾」や「漫画家になる塾」など山田企画事務所の
ブログにて公表します。
参考にご覧下さい。2010年1月にかけて発表します。
くわしくは、ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」をご覧ください。
(整理とデータの都合上、発表できない部分もありますが、お待ちください)

●年齢制限はありません。子供さんから大人まで。マン
ガ好きな方ならOK.また、イラスト、キャラクター作家へ
の道もお教えします。熟年の方もこれから参加ください。

日本漫画家協会会員の講師(漫画専門学校で教えてい
るマンガ家)と編集者がお教えします。

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●漫画はペンで描かれる。スミは墨汁、紙はケント紙。画材屋へ行こう!
まずは道具から話そう!「漫画初級早送りゼミ」の始まりだ●

 今回から、このコーナーで漫画の描き方を学ぶゼミ
ナールを開催することになった。

といっても、スペースの都合で、細かな指導は不可能
だ。そこで、肝心な所だけ要領よく学んじゃおう、と
ムシのいいコトを考えたゼミなのである。

そう、ちょうど録画したビデオ映像を見たい所だけ見てほかは早送り
して飛ぽしちゃう、あの感じ。題して「漫画初級早送りゼミ」なのだ。

初心者の誰でも描けるようなやさしい内容でお送りしたい。

さて、最初は描く前の段階、つまり道具からお話しすることにしよう。

 小学生のころから漫画を描くことが好きだった人も、大半は鉛筆で描いていたはずだ。

しかし、実際の漫画はペンで描かれることは言うまでもない。

いささか手に馴染むには時間を要するが、仕上がりの美しさは鉛筆のそれとは段違い。ぜひ、トライしてみよう。
 
ペン先はGペンが一般的。スミは墨汁を使うといい。
万年筆はペン光がダメになってしまうので避けること。


もし、ペンを使うことをめんどうに思う人がいたら、マーカー類をおすすめする。
 
しかし、サインペンやマジックよりはすぐれものを使いたい。
画材屋(文房具屋ではないぞ)へ行けば、ミリペンマーカーという蛎かい線を猫く道具がある。

これは、ペンと違って強弱でのある線を描けないが、サインペン感覚で気軽にかけるから便利だ。
太さがいろいろあるので自分で気に入った太さの物を岩ぼう。

 紙はケント紙というのが一番ペンに向く。
その他の道具は、初心者諸君のレベルではあまり気にする必要はない。

それより、いかにも漫画家らしい画材をひとつ紹介しよう。
それはスクリーントーンという物である。
この画材は、紹かいアミ点によりグレーを表現してあるフィルムシート状のもので、
裏に接着剤が付いているので、シールのように好きな所ヘカッターで切
って張る。

使うとたちまち漫画表現が豊かになり、プロっぽく見えること認け合いだ。

 ところで、プロの漫画家はどんな道具を使っている
のか、気になると思うので聞いてみた。

協力してくれたのは、筆者の教え子の作家なのだ。

 「僕は、Gペンではなくカプラペンを使います。
スミはレタリングゾルというやつ。鉛筆は2Bのシャープペンシルです。
それから筆ペンやマーカーも線のタッチの描き分けをしたい時によく使うんですよ。

ホラー調には筆ペンがよく合いますので……」

 やはり、道具は一番使いやすい物がいいようだ。

 さあ、這具がそろったらさっそく描いてみよう。鉛筆とは迫力が断然違うぞ!
((C)文責・香取正樹ー日本漫画家協会会員)