yamada-kikaku’s blog(小説ブログ)

山田企画事務所のペンネーム飛鳥京香の小説ブログです。

漫画雑誌への持チ込ミノススメ第 4 回

漫画雑誌への持チ込ミノススメ第 4 回

漫画雑誌への持チ込ミノススメ
暁 鉄男 (あかつき てつお)作

連絡先はホームページアドレスhttp://zerod.jp/
株式会社ゼロ・ディメンションへメールアドレスgundammarch6412@yahoo.co.jp

持チ込ミノススメ第4回
暁 鉄男 (あかつき てつお)


そしてここまでは、実は、最低限必要な部分にほかなり
ません。

さて、前述のとおり、「人並みの学習能力」と、「正し
い相手のとらえ方」。

これが、持ち込みの第一関門です。

そしてここまでは、実は、最低限必要な部分にほかなり
ません。

実際、編集者は、その先にこそ興味があります。そのポ
イントが最初からみいだせなければ、「技術」すら最初
から教えてもらえません。

それは、あなたの持ち味や、個性です。つまり、あなた
にしかない、マンガ描きとしての何らかの武器です。

実は、これこそが、プロになる上で重要なのです。大胆
な言い方をすれば、編集者は、ほぼそこしか見ていませ
ん。それ以外は、編集者の方で育てられます。

そして、編集者が育てられない部分で、あなたにしかな
い、最重要な武器が、あなたの持ち味や個性というわけ
です。

さらに言うと、言うまでもありませんが、その武器は、
あくまで「いいマンガ」の完成につながる武器でなくて
は意味がありません。

今回僕が皆さんの夢をかなえるためにお話ししたいのは
、その部分なのです。

僕は、持ち込み時代に、技術の学習、編集者に対する正
しい認識より、なにより大切に思った、この「自己の個
性」を育む、「自己育成技術」を、なにがなんでももの
にしてまいりました。

この技術について、当時僕が集英社週刊少年ジャンプ
」持ち込み時代にとっていたメモから抜粋し、ご紹介い
たします。


メモ1
「魔法の言葉『それがどうした』」

この世には、大変馬鹿馬鹿しいことに、「そのときの流
れ」というものが存在します。

「周りがこう言っているから」「親が言っているから」
「こういう空気だから」など、常識で考えたら、こうす
ることしか思いつかないといった、「そのときの流れ」
です。

これに流されると、自分らしさがときとして失われます
。そこで。一言、この言葉を心の中で言えば流されない
、という、魔法の言葉があります。

それが、「それがどうした」です。

「そのときの流れ」は、本来、なんら深い根拠があるも
のでもなく、ただ「勢い」に根差しているだけというし
ろものです。

ですから、「それがどうした」と言われてしまえば、も
う手も足も出ません。